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ホワット・ア・ワンダフル・ワールド

私は知識に何ものかを付け加え,また他の人々がより多くのものを付け加える手助けをした --- G.H.ハーディ

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プロフィール

あろは (alohakun)

  • Author:あろは (alohakun)
  • 若槻俊宏 (WAKATSUKI toshihiro)

    連絡先 : alohakun ___at___ gmail.com
    mixi : http://mixi.jp/show_friend.pl?id=182927
    twitter : http://twitter.com/alohakun

    abstract

    プログラミングという人間の知的行為を体系化し,単なる職人芸ではなく,サイエンスにするための研究をしています.

    具体的には,等価変換計算モデルに基づいた,仕様記述からのプログラム合成の研究をしています.

    もっと噛み砕くと,プログラムの正しさをどのように定式化し,どのような枠組みで,どのように変換を進めていけば,正しさを保証したまま,効率的なプログラムを手に入れることができるのか,ということについて研究しています.

    キーワード : equivalent transformation, computation model, programming paradigm, formal specification, program synthesis













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俺様に全然国立理系的一般教養が無い件について

2006/10/19(木) 13:24:29

ちょっと聞いてくださいよ,今日計算機統計学特論とかあったんですよ.そしたら「ここらへんは… 国立大学の院生ならば,学部の一年とかで既にやってるはずなので,大丈夫でしょう」とかいうノリで,ふとぅーに潜在意味インデクス (LSI, Latent semantic indexing) とかの文脈で,特異値分解 (SVD, singular value decomposition) とかベイズ定理とか隠れマルコフモデルとか出てくるわけですよ !

# ちなみに,旧帝大というとアレな感じなので,国立大規模総合大学というと良いらしいです (豆知識)

いやはや,私のような DQN 院生にはけっこう厳しいですな.ベクトル空間とか固有ベクトルとか固有値とか行列のランクとか,線形代数すら怪しいですから !! というか,ドキュメントの類似度の初歩中の初歩中の初歩の,コサイン係数とかさえけっこうまごつきますから !!!

もう本当,生きててすいませんという感じでした ('・c_・` ;)

いやー,統計って奥が深いんだなぁと.ていうか,俺に一般教養が無さ過ぎる.専門学校みたいな大学だったので,一年から C と UNIX の世界.数学とか統計学とか,全然慣れて無い.

何か,いろいろ自分の限界を感じました.僕は,けっこう普段から自分のことを,クズとか DQN とか言ってるんですが,これは謙遜でも何でもなくて (そう思っている人がけっこう多いらしい.ブログの文章なんて,わかってることしか書かないから,それっぽく見えるだけ.MS-Office とか SQL とか HTML とかさえ,実は全然わかりませんよ,私ゃ) ごく普通に事実を端的に述べているだけというか.別に悲観的になっているわけでもなく,単なる客観的事実ですな.

そりゃあ,プログラミング言語とか言語プロセッサとか CPU とかバイナリフォーマットとかに関しては,普通の院生よりも,ほんのちょっと詳しいかもしれないけど,そんなんは本当に取るに足らないことなんだよなぁ.計算機科学の知識体形なんて,全て瑣末なバッドノウハウ,とどのつまり,Aha ! 知識 (知ってれば知っている.それ以上でもそれ以下でも無い知識)に過ぎない.

本当は,もっと深いところにある,表面上は見えない構造 (semantic space) の方が大事なのに,プログラミング言語やライブラリの使い易さとかについて議論してるってのは,「今度の MS-Office の ○○ ボタンは,左側にあるからクリックしやすくて使い易い」とかいう議論と本質的に何もかわらない.

(とかいうと怒る人もいるかもしれないので,念のために書いておくと,Human Interface は,現実的には非常に重要です.でも,それは,いわゆる「理系の」科学の範疇じゃないよね,という話 (今は,感性情報学などもありますが).逆に言うと,本質しか見て無いプラトン的学者には,使い易い I/F はデザインできないとも言える.そこは工学の人間の出番 !)

実際の計算機の動かし方の知識ってのは,レイヤーは違えど,ワードとかエクセルのショートカットをいくつ覚えているか,というのと同じ程度の話.もちろん現実的には,ライブラリの関数やパラダイムをどれだけ深く知っているか,ということが一番重要になってくるわけですが,まぁ,Aha ! 知識ですな.

いざ,本物の,基礎からの積み上げが根本的に重要になってくる理系の学問の話になると,とたんにボロが出てくる.さっぱり駄目だ.

ここらへんの話は,kmt-t さんが非常に素晴らしくまとめています.

■[日常]ソフトウェア屋さんが陥りやすい錯覚

「世の中にあるすべてのことは調べれば解る」とか「調べれば解ることばかりしかない」という状態は、自分のレベルが高いから、と解釈するのでなく、むしろ、誰でもできることしかやってない、ソフトウェア屋のアイデンティティの危機であると解釈するべきだと思う。実際、ソフトウェアの実装の仕事は誰でもできるものが多い(文系や電気の人がソフトウェアの実装をやることはあっても、ソフトウェア屋が電気をやることは少ないですよね)。


まぁ,本質とか,バッドノウハウとかいう議論自体が無意味なんですが.電気から見ればソフトはバッドノウハウかもしれないけど,理論物理から見れば電気はバッドノウハウかもしれないし,基礎数学から見れば物理も統計も応用数学でさえも数学をオモチャにしているだけに見えるのかもしれないよね,でも,象牙の塔の数学者様には,世の中を動かす力は無いよね,理論物理学者よりも,キタ挑戦の核平気の方が強いよね,軍隊よりもスーパークラッカーの方が現代の戦争では重要だよね.Web 2.0 だし.賢さや難しさと有用性は必ずしも比例しないよね.これは大昔から脈々と続く,理論屋と実際屋の間の対立,葛藤やねぇ.

# このように,音の類似度だけで構文的には全く異なる単語に多義性を持たせるような手法 (主に Web 上の匿名掲示板や,食べすぎ.net などで多用される) を多用されると,テキスト解析は一気に難しくなるような気がする.

とかいうことをふと思ったので,一応メモっとく.

もちろんこれは,ソフト屋がたいしたことをやってない,という意味では無いですよ.医学者と臨床医師の,どっちが世の中の役に立ってるか ? という不毛な議論と同じ.車輪の両輪なので,どっちが欠けても世の中は回りません.

とりあえず僕は,確率とか線形代数を早急に復習学習するべきだと思った.サポートベクターマシンとか,高次元の空間を扱う話になってくると,とたんにわけわかめになってくるんだよなぁ.

プログラミングとかの話になると,当然昔よりもはるかに知識は増えているので,経験でカバーできるためあまり実感はわかないのですが,ちょっと専門を離れた話になると,とたんに脳の衰えを肌で感じる.学部一年とかならすんなり吸収できているであろう話が,何でも何度も繰り返さないと理解できない… 確実に劣化が進みつつある.老化が怖い.もうピークは過ぎてしまったので,これからは理解力記憶力共に落ちていくだけである.20 を過ぎたら,つねにエスカレータを逆走しているという危機感を忘れないようにするべきだな.足を止めたら下っていくだけ.全力で走って,ようやく同じ場所を維持できる.前に進むのは死ぬほど大変.歳を取ってくると,自分の専門分野に閉じこもってしまって,なかなか全く新しい概念に触れる機会が無くなってしまう.または,触れても,関係無いさと無視してしまう.そのため,自分を一角の人物だと錯覚してしまいがちになる.これは危険だ.単に視野が狭くなっているだけ.確実に脳も知識も日々古くなっていく.そこからは何も生まれない.若さの正体は,馬鹿さと,そこから生まれる無限の好奇心.自分はモノを知っている,と思った時点で,過去に生きる老人の仲間入りだ.そこからはけして本当に新しいものは生まれない.

がんばろ.
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文系はつらいよ

2006/10/02(月) 19:17:38

後期がスタートしたそうそういろいろ大変な今日この頃,みなさまいかがお過ごしでしょうか ?

急に無理矢理早起きしたので,今日は使いモノになりませんでした.

というか,後期の講義,何を取ろうかと.今日,いろいろひじょーに落ち込みました.

いやー,CG が全然,本当にわからない.いまさらですが.

私,数学とか物理とかちゃんとやってない,純粋ソフトウェア系学生 (= 文系 != 情報科学研究科) なものですから.

# というか,Knuth の本には思いっきり数式が出てくるから,計算機云々じゃなくて,単に俺がクズなだけですが.

いきなり,アフィン変換がどうのこうの,「こうやればベジュ曲線が書けて 〜」「こことこことここと ... とやれば,任意の曲面が描けて,これを張り合わせれば絵が描けるとかって,常識ですよね ? ん ? 大丈夫,みんな ? 不安だな〜 今はいっぱいライブラリがあるけど,私らの時は,全部スクラッチから書いてたのだよ」「ここらへんのところはプログラムを書いてもらう予定です.一見大変そうに見えますが,私らの頃は,こんくらい 1 〜 2 日で書いてた」,とか言われて 「この程度の CG の知識はみなさん学部でやってきているはずなので,前提として講義を進めます」とかいきなし言われちゃったよ(ノ∀`)

# ぼくほっかいどうだいがくこうがくぶしゅっしんじゃないよぉ

もう一つの講義は,非線形微分方程式がどうのこうの,カオスの縁がどうのこうの,とかいう講義なので,端から捨て.

というわけで,月曜は全休 ☆

おいおいおいおい.ここに来て,一気にピンチではないかね ?

やっぱり,国立大学の電気とかエレクトロニクスとかの理系学生たちは強い.基礎がしっかりしてるからね.私,マクスウェル方程式とかさっぱりわかりませんがな (なんか研究室で会話してたんだけど,輪に入れなかたよ〜).

OpenGL とか Java とか使えるのが前提の講義みたいでしたが,どっちもさっぱり.本当,役に立つ技術は全く持ってない俺.一応数 III/C まではやってますけど,微積とかベクトル演算とかもう忘却の彼方だなぁ.

なんか一気に自分の駄目さを再実感した一日でした.文系学生には越えられない壁がいっぱいあるね.

λ…

とりあえず,履修のやり直しの紙を提出しないと.一気に選択肢が絞られてきたぞ.

というか,事実上,「計算システム設計学特論」「計算機統計学特論」「オープンシステム工学特論」と,頭に計算機とかシステムとか付いてる文系 3 講義しか選択肢が無い !一つでも落としたら卒業できない !! なんてタイトロープなんだ.

しかも季節は札幌の冬.2 限目がつらすぎる.本当にいろいろ試される台地です.

来週あたりに前期の成績が出るそうですが,もし一つでも落ちていると,ひじょーにマズイことになる予感.人生いつ見ても波乱万丈です.
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実ソフトウェア開発工学演習成果発表会お疲れ様でした !

2006/07/28(金) 17:18:14

自分のスキルアップのために,単位にならない演習に莫大な時間を割くというのは,なかなかできることではないと思います.素晴らしい.

大学院では,講義はあくまでもオマケ.ましてや演習にそんな時間を割いているということが指導教官に知れたら,あまり良い顔はされないのではないかと思います.

マスタで終了を前提に動いている人と,ドクタまでを考えている人では,また全然違うのでしょうが.あと,研究室によっても風土が大きく違うと思いますが,普通は研究の方を優先せよ,という暗黙的な圧力がかかっていると思います.

並大抵の自己管理とモティベーションの維持力が無ければ,両立は不可能なはず.参加したチームのメンバは本当にスゴイ.

彼らのような真のエリートが,北大の名声を高め,これからの日本の未来を担ってくれることでしょう.実に頼もしい.僕みたいなクソ虫が,形式的には同じ大学院の看板を背負っているということに恐縮してしまいました.もうしわけない !

以下どうでも良いような感想を.
くだらないので,読まないほうが良いです.

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酷い話や…

2006/07/24(月) 19:10:00

今日は朝から体調が最悪でした.俺はこのまま死ぬのではないかと,それぐらい.朝食を食べたら猛烈な吐き気がするし,激しいだるさで座っているのもつらいくらい.

当初は重度の貧血 (肉とかほとんど食べない…) かと思ったのですが,胃にきているということで,やはり単なる風邪かなぁと.

体を引き摺るようにして,3 限と 4 限を何とか乗り切りました.途中猛烈な睡魔に襲われ,倒れかけましたが,寝たら多少気分がすっきり (笑) これなら何とかなりそうだ !

テスト用紙の配布が始まる直前,思わず我が耳を疑うような一言.

「はーい,持ち込みは不可ですので,全ての荷物はしまってください」

工工エエエエエ(´Д`)エエエエエ工

持ち込みアリって… 持ち込みアリって言ってたもん ! メイ,メイちゃんと聞いたんだもん ! (となりのトトロ)

「んー,そんなこと言ったか ? 間違えた.しまってしまって.はーい,今入ってきたキミ,持ち込みは無しになりました.しまって」

なんて理不尽な… orz

しかも,あれだけ勉強した MPI プログラミングは一門も出ず… ほぼ全て,用語の説明… (´・_・`)


うわーーーん,持ち込みアリだと思っていた試験で,用語の暗記なんてしてるわけ無いじゃないか !!!!! o(TヘTo)

かあちゃ,大学院は怖いところダス (勉三さん)

まぁ,テキトーに書いてきました.よくよく見てみれば,けっこう常識的な用語ばかりだったし.あまり納得できないけど.単位は取れたんじゃないですか (投げやり)

なんだかなぁ.

なんとなく,国立大学って,未だに暗記物の試験が多いという話をよく聞きます.あと全体的に評価が不明瞭で適当.

私的には,知ってるか知らないかの Aha ! 問題は,(少なくとも情報系では) ナンセンスだと思うのですが.コード書くときは,リファレンス見れば良いだけの話しだし.

# いや,実際は,細かなバッドノウハウをいくつ覚えているか,そのプログラミング領域に特有の勘が働くか,は重要だと Joel も言っていたのですが (Joel spolsky 論法),講義で習う程度の内容ならば,という話.

うちの前の大学では,名誉学長の西澤潤一大先生 (東北大学のミスター半導体,光通信の父) が,「暗記という呪縛からの解放」をスローガンに,センター試験の廃止を始め,いろいろリベラルだったので,よけいコントラストが激しく感じます.

# 試験では暗記モノがほとんど無かった (全学共通科目は別ですが,専門では) ので,まぁ,私のような,砂粒みたいなド田舎高校出身のド低脳でも大学に入学して主席で卒業することができたわけなのですが.

# あと,JABEE とかやってる大学だったので,無駄に厳密だった (非常に面倒.全てのゼミでは議事録作成が義務付けられていたり,毎月卒論の進捗状況とかをレポート形式で提出させられたり).

んー,でもま,いいか.終わったことだし.

さーて,明日で講義が終わり,レポート地獄に突入ですなぁ.

早い早い.もう半年経ったのです.

最近,リファラに,大学院入試関連のキーワードがバシバシきているのですが,もうそんな時期なんですねぇ.

一年前は,私も,毎朝 4 時に起きて英語の勉強をひたすらしたりしていたのです.

# 私の場合,夜中に受験勉強とかしていると,ネガティブに成り過ぎて,命がいくらあっても足りない.疲れてくると,失敗することしか考えられなくなる.受験生のみんな,なるべく朝方で勉強した方が良いよ ☆ 集中力とか効率が全然違うし.朝は大抵,無駄に前向き.

ほんの一年前のことなのに,もう遥か昔のような気がしますよ.きっといろいろありすぎたのでしょう.

国立大学の院試は,基礎的な内容がほとんどなので,一年目からみっちりシステム開発関係の実学 (実学の東北大 !) しかやらない変な地方公立大学出身の私は,エライ苦労しました.基礎学力が全然無いので.未だにマルコフ過程のエルゴード性とかよくわからんです (落ちこぼれ DQN 院生ですいません)

# さらに,当時は諸事情により,C 言語をほぼ忘れていた… (致命的) いやはや,卒論のサーベイを無駄にがんばっていたのですよ.昔から要領が悪すぎで… 二つのことを同時にやろうとすると,どっちも中途半端になってしまうのです… (;´Д`)

結局,専門は思いっきり山が外れてボロボロだったのですが,当時はけっこう英語ができたので,それで引っかかったのだと思います.院試は英語ですよ,たぶん.

(興味がある方は,一年ぐらい前の日記の 「受験対策」カテゴリあたりを掘り返してみてください.私は自分の blog なのに,昔自分が何を書いたのかさっぱり覚えてないので,同じことを何度も何度も書いてるかもしれません.もうおじいちゃんなので)

今は英語がさっぱり読めないし書けないのですが w
人間,衰えるのは一瞬です… (*´-ェ-)
受験の時の精神力とか持続力とかが,もう一度欲しい ww

# 昔は実感できなかったのですが,本当に,20 を過ぎると,後は劣化する一方なんですねぇ… いろいろ (しみじみ)

多少話の方向は変わるけれど、人間の能力もまた、10代がピークで、あとは下降する。性格もそうだ。その頃が一番優しいし、また素直だ。そんな若者から見ると、年寄りは、知恵もあり、人間もできた、穏やかな性格の完成された人格に見えるかもしれないが、歳をとることで、性格が良くなったり、能力が高くなることは、事実上まずない。あっても、それは見せかけのものだ。カバーをする手法、テクニックを身につけただけのことである。
たとえば、「不惑」という言葉が論語にある。「四十而不惑」と。しかし、ものごとに惑うのは、それだけ視点が速く、その結果多く、考えも素早く、したがって広く、しかも素直であり、先入観がない状態だからこそ迷うのだ。いうなれば、惑うことがすなわち自由である。惑わないのは、もう自分の程度を決めてしまい、諦めてしまい、人生をある程度見切ったからではないだろうか。そんな姿が、なんとなくどっしりとして落ち着いて見えるから、若者から見て、安定した形に映るだけのことだ。
知識や経験が豊かであることも、そんなに大したものではない。知識に関していえば、教育を受けたばかりの子供の方が質が高いとさえいえる。大人の知識などは、身の回りの手続きに関するどうでも良いような卑近なものばかりだ。経験なんて、その人間個人の視点・条件によるものであって、他人に役立つようなものは極めて少ない。
だからといって、大人や年寄りを馬鹿にしても良い、という話ではもちろんない。ただ、そんな立派な人間など滅多にいないのだ、ということ。だから、若者は安心して、自由に生きていけば良い、と思う。
(MORI LOG ACADEMY 2006年07月20日(木曜日)【HR】 仕事をしている場合 より)

僕はまだ,毎日毎日,どうでも良い様なことで悩むし,惑う.自分はどうしようもなく子供だなぁと思う.でも,それは良いことなのかもしれない.
自分は正しいとか,物事をわかっているとか思い始めたら,それは危険な兆候なのかもしれない.そこで成長が止まっちゃうよ.悩んで悔やんで出口が見つからなくて迷走しているうちが華.
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MPI プログラミング

2006/07/23(日) 20:39:14

明日,超高速計算機網特論という,やたらモノモノしい名前の講義のテストがあるので,並列コンピュータアーキテクチャとか,MPI 分散メモリ型並列プログラミングとか,そんな感じのイロイロの復習を,昨日今日としてます.

# 体調がひじょーに悪いので,垂れ流し的日記です.
# かなりやる気が出ないし,集中力が全く続きません.
# こういう重要な時に限って… orz

近年,スレッドを使った共有メモリ型の並列/並行プログラミングは,けっこう主流になってきていますが,MPI ってのは,まだけっこう物珍しいのではないでしょうか ?

# 私が無知なだけかもしれませんが…

要するに,ID (MPI では,ランクとか呼ぶ) だけが異なる手続き処理 (プロセス) をいくつもいくつもコピーして,ID に応じて処理内容を変えるという,通常とはちょっと毛色が違ったプログラミングを多用することになります.

ここらへんは,UNIX/Linux をはじめとする,マルチタスク (プロセス) の OS で多用される,PID と fork システムコールを使ったプログラミングに慣れているならば,イメージがわきやすいのかもしれません.私はさっぱりですが…

# 実際の MPI では,メッセージの送信側受信側とか,プロセスの論理的なトポロジーとか,けっこう面倒な概念がいっぱいあって,非常に強く CPU と分散メモリ間の通信を意識しなければならないのですが.

そういえば,メッセージ通信という用語は,Smalltalk 的なオブジェクト指向プログラミングでも使われますが,MPI とはけっこう意味が異なるような ?

オブジェクト指向ってのは,アラン・ケイのパーソナルダイナミックメディア構想 (GUI 研究,生物学,大規模システムの組織化のメタファ) 以外にも,当時の人工知能研究 (「心の社会」理論,シンキングマシン社) や,新しいコンピュータアーキテクチャ研究 (第五世代,超並列) あたりとも複雑な関係があったはず.

しかし,今,オブジェクト指向といったら,抽象データ (ADT) 的な側面ばかりが強調されているような ?

Smalltalk とかはよく知らないのですが,本気で NORA/NORMA (NO Remote Memory Access Model ; 全ユニットが独立したローカルメモリを持ち,共有メモリは使わない.全てのデータ共有はメッセージパッシング) な処理系ってあんまり無いような ?

# GHC/KL1 とかは,基本は共有変数 (メモリ) の,UMA/NUMA (論理的なアドレス空間がフラットでわかりやすい.NUMA の場合は,アクセスする場所によって通信が発生したりしてコストが異なという問題があり,UMA は,スケーラビリティが低く,超高速な切り替え器などのコストが高くつく.まぁ,普通の PC のメモリ空間も,実メモリを越えた場所にアクセスしようとすると仮想メモリ (ディスクアクセス) になってしまうので,ある意味 NUMA なのかもしれませんが.全体的に,用語の区別はいろいろ微妙です.今の CPU アーキテクチャはバラエティに富んでいるので,並列/並行/分散処理の区別もあいまいになりつつありますし) 指向みたいだしなぁ… よく知りませんが.

だれも MPI と C/FORTRAN の言語で,いろいろ無理がある (プログラミングモデルが全然違うと思う.特に,フラットなメモリ空間とポインタ演算命の C は.FORTRAN は UMA 的配列展開指向だと思うし) 不自然なプログラミングをしたいなんて思わないんだから,Smalltalk 的 OOP のメタファで,もっと自然に分散メモリの並列処理が書けるような言語があったらステキだなぁと.

# たぶん,もう既にあるのでしょうが.というか,Smalltalk の処理系にも普通にありそう.全くの門外漢なもので…

なんていろいろわかったようなこと書いてますが,座学だけで,実際にスパコンを使った演習とかは無かったのですが.

# スパコンを多用する GA 組 (遺伝的アルゴリズム) の経験者曰く,デッドロックとかの泥臭い部分のハイゼンバグのデバグが死ぬそうです.桑原桑原… 霊剣 !! (管理人はもうグダグダです)


あー,こんなこと書いている場合じゃない !

ましてや,fork プログラミング → メッセージパッシング → イベントドリブン → Gtk プログラミングというわけがわからない現実逃避ネットサーフィンの流れで,cygwin + X プログラミングで Gtk の日本語の文字化けをなんとかする方法とかを眺めている場合ではない !!!!

(俺のクズ…)

テスト勉強せな… まぁ,出席重視らしいので… そしてそれが,やる気の無さに拍車をかける.

演習が無いのに,このプリント類の量ときたら.詰め込み教育だなぁ (そんなに濃くは無いけど).

あと,根本的に,今時,紙に手書きでプログラムを書かせてっていう講義は,正直勘弁して欲しかったですねぇ.プログラムってのは,エディタで書いて,コンパイラおばさんにチェックしてもらうものですよ.金食い虫のスパコンをそんなに大勢で使うわけにはいかない,っていうのはわかりますけど.

たぶん明日のテストでも,けっこう面倒なプログラムを机上で書かせられるんだろうなぁ… 考えただけで憂鬱になります.

それだけならまだしも,講師の先生が物理シミュレーション屋さんなので,普通に物理の数値計算系の問題を出されるときがある… 文系の私にはさっぱりですよ (泣) 偏微分方程式とか,見ただけで頭が痛くなる…

# ちなみに,スパコンの世界では,未だに FORTRAN が標準で,スパコンの性能を最大限に引き出そうと思ったら,それ以外の選択肢は事実上ありません.この講義では,北大のスパコンの素晴らしさと FORTRAN 最強伝説で洗脳されそうになります w

う〜ん,明日のテストは,C でも OK なのかなぁ… FORTRAN はよくわからん.微妙に配列周りとかいろいろ違います.

どうなることやら.大学院の講義って,全体的にいろいろ微妙なので困る.評価が,優か不可か,みたいな噂も.研究が主体,というのはあたりまえなのですが,やるからにはメリハリというか,ねぇ.

# 他の大学の講義は,どんな感じなんだろう… ?

う〜ん,疲れていると,無駄に文章が長くなってイカンね.ホントは 10 行ぐらいで終わらせるつもりだったのに.

しかも,とりあえず習ったばかりの用語をいろいろ並べてみたような,厨日記になってしまった w
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