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ホワット・ア・ワンダフル・ワールド

私は知識に何ものかを付け加え,また他の人々がより多くのものを付け加える手助けをした --- G.H.ハーディ

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プロフィール

あろは (alohakun)

  • Author:あろは (alohakun)
  • 若槻俊宏 (WAKATSUKI toshihiro)

    連絡先 : alohakun ___at___ gmail.com
    mixi : http://mixi.jp/show_friend.pl?id=182927
    twitter : http://twitter.com/alohakun

    abstract

    プログラミングという人間の知的行為を体系化し,単なる職人芸ではなく,サイエンスにするための研究をしています.

    具体的には,等価変換計算モデルに基づいた,仕様記述からのプログラム合成の研究をしています.

    もっと噛み砕くと,プログラムの正しさをどのように定式化し,どのような枠組みで,どのように変換を進めていけば,正しさを保証したまま,効率的なプログラムを手に入れることができるのか,ということについて研究しています.

    キーワード : equivalent transformation, computation model, programming paradigm, formal specification, program synthesis













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スパコンよりも経済学の方が無駄なんじゃないの ?

2007/11/17(土) 02:04:34

今まで,一度でも経済学が人類に対して本質的貢献をしたことってあるの ? 変な宗教とチリ紙にもならない机上の空論を垂れ流しただけなんじゃないの ?

一部の象牙の塔の先生方のために時代錯誤の学問である経済学をこれ以上国公立大学で続けて,日本全体で数千億どころじゃない莫大な税金を浪費したあげく大量のレジャーランド文系大学生を量産するのはいいかげんやめてほしい.

何でもかんでも学問ナショナリズムでやることは無いでしょう.本当に経済学がやりたかったら,本場のアメリカに行けば良いではありませんか.少なくとも日本には,経済学部も経済学者もいらないですね.

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博士号の価値

2007/11/03(土) 03:22:29

人はなぜ研究者を目指すのだろうか ? 一生やりたいことをやって生きていけるから ? 自分のオリジナリティを追求できるから ? あるいは変人過ぎて,普通の会社員には到底なれそうにないから ?

残念なことに,そのような理由で研究者を目指したとしても,おそらく思いどおりにはならないだろう (radium software development 風).

IHARA Note 2007-11-01 博士号の取り方。

「よくあるテーマ」且つ「査読者受けのよいパターン」を満たしている「海外の論文」を探す。その論文を「査読者受けのよいパターン」を逸脱しない程度に改良し、論文誌に投稿する。簡単に査読に通るはずである。このとき、万が一、オリジナリティ値が20%を超えようものなら、そこを突かれてしまうので、慎ましやかに論文を書くのがポイントである。

よくある「博士の学生が論文を通せなくなるパターン」は、学会誌に偉い人が書いているような「自分の信じた道をひたすら進め」という感じの言葉を真に受けて学会の空気を読まなくなるというものである。これをすると、独創的な研究はできたとしても論文は一切通らなくなる。

とにかく、空気を読んで角が立たないようにするのがポイントである。
夢のない世界だと思いませんか。

Oh, NO.ジーザス.なんてことだ,研究者に最も必要な能力とは,自分がやりたいことではなく世間から求められていることを的確に選ぶ能力,自分を殺して狭いコミュニティの空気を読む能力,世間との折り合いを付けてまっとうに生きる能力という,一般社会で求められる 「コミュニケーション能力」 そのものなのだ !

企業の研究者は言うに及ばず.
3ToheiLog October 28, 2007 : ビジネスが技術を必要としないなら博士学生も必要とされない
東大MOT学生の奮闘記 2007-11-01 : IPAフォーラム2007で討論してきた
大学の研究者も,論文の数という人月や生産コード行数と同じくらいわかりやすい手法で実績が評価される以上,なかなか現状は厳しいと言える.
IHARA Note2007-10-30 (Tue) イノベーションは多分これからさらに減っていく。

そもそも,上記したような能力を持ち,教育・研究・学内政治・学外派閥を全て両立しているような超人研究者ならば,何も研究者になる必要は無いのではないか,という気がする.それぐらいの能力がある人ならば,間違い無く一般社会でも成功するだろうし,研究職とは比べものにならないぐらい稼げるだろう.あるいは,適当に就職し,ほどほどに仕事をこなし,空いた時間に好きな研究をやった方が,大学教員などの超激務に比べたら,はるかに自由な時間が手に入るだろう.

# 最近は産学協同と称して,社長業と研究職の二足のワラジを履いているような教員もけっこういるのかもしれない.工学部などの,お金に結び付きやすい技術を研究しているところは,いわば学生に只で技術開発や雑用を任せることできるので,普通に企業するよりも旨味があるのかもしれないが.

ひらさんのように,在野で技術の研究と教育活動に尽力した方が,余計な雑用のオーバヘッドが無い上に,集まってくるのは単位と卒業証書が欲しいだけのゆとり学生ではない,熱意に溢れた技術者ばかりなので,優秀な人物はその本来の研究・教育能力を発揮できるのかもしれない.

それでもなぜ博士号を目指し,ひいては研究職を目指すのか ? 現在の日本において,博士号の価値とは,アカデミックの世界に入門するための通行手形としての価値しか無い (終わりでは無く,苦難の道の始まりでしかない).一般に就職する際には,持っていることのメリットよりもデメリットの方が大きいと思う.

なぜアカデミックの世界を目指すのか ? それは究極的には,学会,ひいては科学という巨大な権威に認められるためだ.人類の知識に新しい一ページを加えるためだ.どれだけ成果を挙げても,学会に黙殺されれば,それは存在しないことと同じである.

ところで,肝心の学会が,前述したような意味で形骸化し,その影響力を失いつつあるとしたら,どうであろうか.
散々アカデミズムからは,理論的にも実装的にも見るべきところは無いなどと批判されながらも,普及した (してしまった) 技術は山のようにある.

よっぽど有名な研究者の論文でも無い限り,まず一般の人の目に触れることは無く,そのまま歴史の塵となって消えていくだろう.もちろん,真に優れた研究ならば,数十年,数百年後に日の目を見ることもあるだろうが,現状の流行を追っている 「カイゼン」 の研究に,そのような普遍的な価値が見出される可能性は低いように思われる.

激務で給料安くてポスト少なくて予算は削減される一方で任期付き不安定職で,好きなこともできずに世間にすりよって予算獲得のために目一杯提灯膨らませた作文を書くのが仕事で,学問の世界に永遠の価値を加えることもできないならば,なぜ研究者をやるのだろうか ?

やはり,とにかく東大に入りたいから,一番偏差値が低い,あるいは点数が取りやすい試験科目の学部学科を選ぶ,ってのと同じくらい,とにかく博士号を取りたいからありがちなテーマを選ぶってのはナンセンスだと思う.そこまでする価値は,おそらくどちらにも,今はもう無い.

今の時代,どの職業を選んでも,おそらく永久に切磋琢磨し続けなければいけない.エスカレータの逆走みたいなものである.現在の全力で走って,ようやく同じ位置をキープできる.足を止めたものから脱落していき,頭一つ抜け出すためには,さらなる努力がいる.

流行のテーマだって,3 年もすれば潮流が変わるかもしれない.誰にも一寸の先は読めない.100 年後ならば,一流の研究者ならばあるいは,読めるかもしれないが.

ならば結局のところ,自分がやっていて楽しいこと,本質だと信じているテーマをやるしか無いのだろう.通りやすいテーマを選んだつもりになって,風向きが変わったら目も当てられないし,下手したら研究の派閥まるごとサチって停滞する可能性さえある.どれだけ絶頂を極めた研究テーマであろうとも,世の中諸行無常である.

はてなに学ぶ 2007-11-02

以前ボスに「このデータをこう解析したらたぶんこういう結果が出て、、」といいかけたところ、「それは答えの見えている仕事。いわゆる楽な仕事。答えの見えない仕事をしなければ、新しい事実は見えてこない。」と返されたことがある。
(中略) 困難な課題を解決するために今過ごすことができていることは幸せなことだ。 (中略)
問いかけに対して徹底的に取り組むということから得られる自分の成長が唯一の報酬だ。生きるフィールドが違うというのは、本質的に持っている問いが違うということだ。違う問いの空間で考えねば、どうして本質的に新しいことが分かるのだろう。

katsumushi さんも,良いボスをお持ちのようで素晴らしい.僕も似たようなことを何度言われたかわからない.昔は,「ぶっちゃけ,たかが修士の研究程度で,そこまで突っ込まなくても…」 などと理不尽にも思ったものだが.実は大変ありがたい環境で鍛えられたのだなぁと,今では思う.たかが 「博士号程度」 本質的に新しい事実を見出して正当に取れないようでは,その後研究者としてやっていけるわけがないし,そんな博士号は取る価値すら無い.もし,博士号が軽く,無価値なものになったのだとしたら,それをしたのは他でもない博士たち自身なのだろう.博士号を東大に置き換えても良い.何かを獲得した者は,その価値を高めるように努力しなければならないし,それができない人間は,そもそもそれを獲得すべきではない.獲得することが重要なのではなく,その過程と,その後に真価を問われるのであって,そっちの方がずっと重たい.本末転倒になってはいけない.偉くなるために東大に入るのではなく,東大を出たからには偉くならなければならないのである.それができない人間はそもそも目指してはならない (もちろん,僕はまだ何も獲得してないので,何も言う資格は無いのだが).

しかし,それが世の中に受け入れられるかどうかは誰にもわからない.ひたすら耐え続けるしかない.

こういうことを考えていると,一からテーマを作りだし,認められて論文が通るようになるまで,ひたすら10年以上耐えつづけた,うちのボスたちの偉大さを実感するのである.今は花形になっているテーマも,どれも開祖の研究者たちは,同じようにして艱難辛苦の末に切り開いてきたものなのだろう.

とかく学生は,時代の花形で流行最先端の「ケイゾク」系の研究室に行きたがるものである (もちろん,そのような研究も重要ではあるのだが) うちの研究室は,今年4年生がゼロであった.なかなか先行きは厳しい.

せっかくボスたちが切り開いてくれたテーマであるし,僕はそれが本質を捉えていると信じているからここにきたわけなのだが,この灯火を消さぬよう,微力ながら尽力していきたいとは思う.博士号は,簡単には取れない,とは思うけどね.本質なんて,そんな簡単には,見えないっすよ.まだまだ真っ暗闇.しかし,光の中で見えないものが,闇の中に,浮かんで見える.

ちなみに,学振 DC1 の結果が届いた.バッサリ面接も無しの C 不合格だった.僕の研究者としての将来性,研究計画,研究実績は,5 段階評価で 2 ぐらいらしい.身の程をわきまえてさっさと進学を諦めて,テキトーに会社員にでもなった方が幸せな人生を送れそうだ.

いいんだよ.昭和の人間に無理なんて言葉は通用しないぜ.
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アーティフィシャルインテリジェンスとオナニーホールはコインの裏表である

2007/10/21(日) 20:42:12

ちょっと前のエントリでネタにしたオナホの件なんですが,この間無事に届きました.いやはや,これは大変素晴らしいものですね.ネット上のオナニーマスターたちの間で「空気抜き」と呼ばれる手法を使用し,(通常のオナニーのように自分の手を動かすのでは無く) 腰の動きだけでオナホ自らに吸い付かせるようにするがコツのようです (腰の筋トレにもなって一石二丁ですが,急激にやりすぎてギックリ腰などに注意.常日頃からの継続的なトレーニングが重要です.詳しくは以前のエントリで紹介したスレやサイトなどを).お湯で軽く溶いたローションを流し込み,下から上に軽くしごいて気泡を抜き,入口から多少ローションが顔を出すまで圧迫します.そしてこの,内部にはローションしか無い状態の時に,すかさずアッーすることにより,「うっ… 何この吸いつき… こんなたかが高分子ポリマーの塊に感じてちゃ人として駄目なのに… くやしい ! ビクッビクッ 」 と内部的な真空効果によりオナホにえくぼができ,最後の一滴まで絞り取られるという.ぼくはそんなに何人も経験があるわけでは無いので何とも言えませんが,ちょっと天然物にはありえない性能なのではないでしょうか (ある意味では,搾乳機のような,愛の無い強制的に搾り取られる感があって,俺は牛か!という気がしないでもないのが難点でもあります).終わった後風呂場でローションまみれのオナホと息子を洗浄しているときの背徳感にさえ目をつぶれば,非常に素晴らしい満足感を得ることができるわけで,科学の勝利ですな.昔の最高権力者でさえ得ることができなかった快楽を,今では一般ピープルが二千数百円だすだけで体験できるわけです (筆者はもうすれたオサーンなわけですが,もし10 代とかの血気盛んな若者が1週間ほどオナ禁した後に使用したらもう腰が抜けて人生観が変わるんじゃないかと思います.もっと若くて元気な時に試してみたかった).

んで,ここらへんの構図は,コンピュータとかAIの発展にも似ているわけで,やはり人間が一番興味があることは,人間の理解なのだなぁということを再認識したりするわけであります.

もともとコンピュータってのは,論理学,すなわち人間の「論理的思考」のメカニズムの探求から生まれたわけです.もちろん,人間の思考全てがそんなに理路整然と構造化されているなんてことはありえないわけで,論理的思考ってのは,人間の知性と呼ばれるものの,ほんの極一部に過ぎません (だからこそ数理論理的な思考の訓練が重要になってくるわけです).そして,知性自体も,人間全体から見れば極一部の話で.精神・肉体の二分論は伝統的な考え方ですが,その反面,AI研究における身体性の重要性は,わりと大昔から議論されてきていることだったりします.

逆に,身体性の方面から考えていくと.そもそも人型のロボットを作る,工学的な必然性なんてものは何も無いわけです.どう考えても,二足歩行ロボットよりも多足,あるいは車輪とかキャタピラの方が機動性と安定性に優れているわけで.一応,実用面からの要請でいえば,環境及びメンタル両面において,人間との協調作業が容易になる (例えば,階段の昇り降りとかが必要な介護ロボットとか) というのがあるわけですが,鉄腕アトムを始めとする人型ロボットに対する研究者たちの情熱には,やはりそういう諸々の合理的な理由を越えたサムシングがあると考えるのが自然な気がします.

AIというのは,人間という巨大なシステムから 「知性」 だけを何とか取り出して再構築しようという試みなわけです.その過程で,チェスを始めとした,従来は人間の知性の本質と考えられてきた論理的思考という行為が,次々とAIによって攻略されてくるにつれて,「コンピュータによって実現できるものは真の知性では無い」というようなパラドキシカルなパラダイムが暗黙的にできあがってきて,AIは永遠に知性には到達できないような感じになってきてもいるわけです.なんせ,AIが何かを実現した瞬間,それは一気にコモディティ化され,誰でも解決できる,知的でも創造的でも何でも無い単純作業に成り下がるわけですから (大昔は,例えば数値演算ができる人は非常に尊敬された)

さて,オナホというものは,人間という巨大なシステムのさらに複雑な相互作用であるところの「恋愛」という協調行為の中から 「性交渉」の本質だけを取り出そうという試みの一環なわけだと思います.その点では,研究の社会的地位こそ違うものの,AI研究や社会科学と表裏一体,コインの裏表の関係にあると言えます.そしてある意味では,オナホは非常な成功を収めたと,筆者は今回の実経験により確信を深めたわけであります.

# いわゆる恋愛シミュレーションやエロゲ(必ずしもエロ目的とは限らず,描写の制限を緩和するために18禁となっているゲーム全般を指すらしい)に代表される「2次元」という文化は,知性の面からの身体性に対するアプローチであると言える.これはGOFAI (Good Old Fashioned AI) と同様の,人間の身体性に対する強い依存性を意図的に無視し,不自然に単純化された偏ったアプローチであると筆者は考えている (ただし,筆者はときめきメモリアルすらやったことが無い非専門家であるので,断定は控える)

そしてここで,AI研究と同様のパラドックスが発生し,人工物で代替可能 (さらには,チェスやオセロのように,人間が,特定問題領域の性能において容易に凌駕される) なものは,一気にコモディティ化してその価値が暴落するというものがあります.すなわち,SEX において重要なのは (もちろん「愛」という数値化不能な概念が最重要レベルで関わってくるのですが,それは現代科学の扱うところではない),匂いなり体温なり,質量感なり柔軟性なり,パンスト越しで足をさすった時の感触であり (単なる筆者の嗜好です) … ということになるのではないか.

現状においても,香りのほとんどはシャンプーなり化粧品なりの人工物なので,これは何とかなるのかもしれない.そしてオリエント工業を始めとして,質感や見た目を限りなくリアルに再現しようという試みもあるのだが,これは中途半端なリアルさについて,人間が本能的に感じてしまう「不気味の谷」を越えるまでは,まだかなりの時間がかかるのではないか.あるいはロボットの場合,柔軟性を出そうとすると,どうしても耐久性が落ちるので,メンテナンスのコストが脹れ上がるという本質的な問題もある (バイオテクノロジー方面からのアプローチの方がより現実的であるが,倫理面での制約が大きすぎて事実上実現は不可能である.ただし,工学的なロボットといえども,極限まで行くと,やはり何らかの生物工学的なメカニズムが必須となってくるような気もする.そうなれば,再びロボット研究においてさえも倫理的な制約が重荷となってくる可能性が高い.仮に,人間組織と全く同じメカニズムの部品を使って作ったロボットは,ロボットと言えるのか ?).

# あるいは未来の風俗業は,みな人間以上の魅力を持ったロボットが行うことになるのかもしれない.これならば,コストやメンテナンス面の負担はある程度のレベルまでは軽減できる.

これはまた,AI研究の極限が抱えるジレンマと同様の問題点と言えます.計算機プログラムにせよ,ロボットにせよ,それが低コストで高速で正確無比なのは,そもそも扱っている問題領域が単純であるからに過ぎないという,汎化と特化の間のジレンマが.

つまり,機械の最大の長所,すなわち低コスト,高速,正確無比,高耐久性と言った特徴が,機械を人間に近づけようと努力すればするほど失われてしまうのであります.

もし計算機が人間と同じくらい複雑な問題を解けるレベルの知性を身に付けたとしても,その時には人間レベルの柔軟性と引き換えに,計算機プログラムの複雑性も非常に高くなっているため,結局の所人間と同程度の正確性と速度しか出なくなってしまうと考えられます.そして究極的には,そのメンテナンスコストや耐久性が,人間を雇うのと変わらないかそれ以上になってしまい,計算機システム化するメリットが限りなくゼロになってしまうという本質的問題点があります.

もちろん,人権的・倫理的な問題点を考慮しなくて良いというメリットもあるのですが,極限まで進歩したロボットなりAIなりは,それは結局のところ人間と区別が付かなくなるとも考えられます.

工学的に,計算機にせよ,ロボットにせよ,それが魅力的なのは,人間の一部の能力だけをブーストできる (それ以外のコストは全て切り捨てて特化可能) という点にあるのですね.もちろん,だからそのような研究は無意味というのは本質を外した見方であって,機械の研究を通じて,すなわちそれを鏡として「人間の本質」に迫れるという点の価値と,それによる人類の認識の進歩には大きな価値があると考えられます.

例えば,セックスの物理的快感としての側面がオナホ等によってコモデティした結果として考えられるのは,恋愛における男女間の区別が限りなく小さくなるということが考えられます.重要なのは,粘膜を接触させることによって得られる摩擦抵抗ではなく,「愛されているという感覚による承認要求の充足」 や,それに付随する良い香りや他人の温もりだとすると,それは別に異性に限らず,例えば綺麗なニューハーフの人などでも等価値ということになると.

現代社会では,機械化により,職業における男女間の肉体的なハンディキャップは問題とならなくなってきてますが,それと同様に,未来人にとって男女の性差というのは今よりもずっと小さなものとなり,純粋に人間的な魅力に対して人は恋愛をするようになるのかもしれません (その頃には,おそらく人間の外見を変える技術も飛躍的に進歩しているので,男女の中性化,あるいは特徴のデフォルメ化はますます加速していくだろうし).

# 従来も同性間の恋愛は存在したが,やはり本来の用途とは違う用途に身体の一部を転用する精神的・肉体的負担は非常に大きいという問題点があった.また,マイノリティが一点集中することによる,性病の爆発的蔓延などの問題も多く,それにともなう偏見や差別などの社会的負担も非常に大きかった.恋愛が純粋にプラトニックな側面にパラダイムシフトし,そしてそれにともない,参入障壁が下がりパイが増えることによるメリットは大きいと考えられる.フレディ・マーキュリーの悲劇を繰り返してはならない.ちなみに,念のために書いておくが,筆者は女子が好きで,現実世界での恋愛を重視するオールドタイプの成人男性である.グラムロックは大好きなので,普通の人々よりは抵抗感は少ないかもしれないが (glam = glamorous rock.単なるテレビ写り重視のビジュアル系と一緒にしてはいけない.ロックンロールは従来より,差別や貧困などの壁をぶち壊すことを至上命題としてきたわけだが,男女間の壁をぶちこわそうというのがグラムロックの存在意義なのであり,根本的に異なる理念に基づくものである)

ちなみに,コンピュータとAIの父,アラン・チューリングが,同性愛の罪 (当時は重大な病気であるとされた) で迫害され,自殺に追い込まれたという事実は歴史の皮肉と言えます.

2000 年にわたる人間知性の探求は,コンピュータという形で日の目を見ることとなりました.これからの時代は,従来はアングラ的存在であったエロ方面のリベラル化により,バートランド・ラッセルが言うところの性道徳にまつわる不必要なしがらみや因習により不幸になる人々 (これは 「はてな匿名ダイアリー」 という匿名空間において,いくらでもその実例を観察することができる) を減少させると同時に,AIと同様,人間の根元的要求に対する理解を深めるためのきっかけとなるのではないでしょうか.

ここまで散々キモいことを書いてきたわけすが (当初は登大遊氏のネタ記事のようなノリを目指したのだが,結果的には筆者の力量不足とキモオタ気質を露呈するだけで終わってしまった),なぜ人間はAIやエロの探究に,これほどまでの情熱と執念を燃やすのであろうか ? そこには人間の存在に関わる,何か本質的な要求が潜んでいるものだと考えられる,という仰々しい題目がこの記事の言いたかったことです (というようなことを書くと,「この人ひょっとしてマジでこんなこと考えてるんじゃ…」という不信感を読者に与えてしまうのでイクナイ.とりあえず文体を柔らかくすることで,ますます胡散臭さを出すというテクニックを駆使してみた).
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m17n

2007/10/17(水) 13:13:44


ナオヤ… 俺たちは大変な勘違いをしていたかもしれないぞ.人類は滅亡する !

俺たちは今まで m17n を multilingualization,すなわち「多言語化」 だと思い込んできた.
だが英語圏の連中にとっての m17n は masterbationalize … 非英語圏の奴らの自己満足化に過ぎなかったんだよ !!

ナ,ナンダッテー Ω ΩΩ

というネタを思いついたが,苦しい… 思いついたときはけっこううれしかったんだけど,文章にするとそれほどでも無い.この文章自体が masterbation だというオチ.

追記 : しまった,これじゃ m17z じゃないか… orz

まぁ,これからは masterbation のことを m12n とか言うといいのかもしれない.

m12n と言えば,最近たまたま全然関係無いキーワードを検索していてヒットした,このまとめスレが面白すぎた.

就活板 : オナホールを買ってみたんだが…
399 名前:就職戦線異状名無しさん:2005/12/13(火) 16:58:22
何このスレ、めっちゃオナホ買いたくなるじゃん。でも俺童貞だから、いつか来るリアルセクロスに備えて我慢するよ。
童貞がオナホにはまるとヤバ過ぎるっていうレスが結構あるからな。あと2年くらいは我慢するわ

400 名前:就職戦線異状名無しさん:2005/12/13(火) 17:11:13
399よ、おまいが童貞を捨てたいのならば、オナホをあえて使用してみるのもいいぞ。

なんというか、逆説的なのだが、オナホでオナニーする快感を覚えると、正直、生身の女に対して、そこまで欲が無くなる。ガツガツしなくなるんだな。そうすると、女からしてみると、余裕のある男に映るらしく、なぜか、以前よりモテ始める。
まぁ、その後にその女に対して、おまいのチンコが満足するかは分からんが、童貞では無くなるぞ。

2年、オナホ我慢して、女を夢見るのもいいが、明日、オナホを買いにいって、余裕のある男になって、半年後に本物のホールに突っ込むってのもいいかも試練。

401 名前:就職戦線異状名無しさん:2005/12/13(火) 17:18:10
ここのオナオ拡張員はすごいなw
>>400なんて思わず「そうだよな」なんて思ってしまったよ。

411 名前:400:2005/12/13(火) 19:37:38
今、購入するか迷っている奴に、オナホは、ビジネスマンにとってはとても重要な、効率的なタイムマネジメントも可能に出来る道具なんだよと言いたい。

具体例をあげると、今まで、AV見ながら手コキで逝こうと思ったが、なかなかいけず、色々なAV見たりしてシチュエーションを変えているうちに、30分や1時間、時間を浪費してしまったことはないだろうか?俺は、オナホに出会うまでは、2日に一度、手コキをしていた訳だが、毎度毎度、夜中30分から1時間近く使い、なんとか手コキしてた。

しかし、オナホを使うと、チンコ、スンゲェー気持ちいい。

上の方で、誰かが「ただ、チンコに入れてさすってればいいんだ」的なことを言っていたが、まさにそれだ。
俺はオナホに出会ってから、AV女優の選別に使う時間と金は激減したし、実際にオナニー時間も、2日で、たった5分に短縮できた。

今は学生だから、時間が有り余っているだろうが、社会人になってからは、一分一秒が重要になる世界。そんなビジネスマンになるおまいらに、オナホールをオススメしたい。

出来る社員はオナホールによるタイムマネジメントが必須である。

412 名前:就職戦線異状名無しさん:2005/12/13(火) 19:40:05
>>411
ワラタ

413 名前:就職戦線異状名無しさん:2005/12/13(火) 19:40:55
>>411
お前、誰だよwwwwwwwww

ちょ www 「ないだろうか ?」 という言い回しが個人的にツボだった w

さすが就活板の連中だけあって,なんというプレゼン能力.オナホは人類の科学力の結晶なんだね.

# ちなみに,冷静な語り口と内容とのギャップという点では,このサイトが異常に面白かった.なんという説得力.
男性オナニストのためのマルチプル・オーガズムの部屋

溢れ出る好奇心を抑えきれなかったので,思わずスレでも絶賛されていて,マニアの間では東名と名高いらしいやつ (会社とかでリンク先を開いてはダメ絶対) を,深夜テンションの勢いのままネット通販で注文してしまった.後悔はしていない.amazon で買うと定価なので 6000 円近くするんだけど,ググって一番最初にくるところだと 2300 円ぐらいという.怪しすぎる.品質などがいろいろ心配 (何)

そのあと,こういうところで買い物するときは,個人情報流出が怖すぎるので,本名とかを一文字変えたり小細工するのが常識 (多少名前が違ってもちゃんと届く) ということ (?) を知ってちょっとへこんだんだけど.まあ,購入したということ自体は,自らここに書いてしまったぐらいなので,別に流出してバレてもどうでもいいんだけど.特に後ろめたいものでも無いはずだし (本当か ?)

# 俺の感覚では,いわゆる 2 次元系 (?) の萌え絵パッケージ商品とかの方が,たとえ 18 禁でさえなくても 100 倍ぐらい恥ずかしい.

金曜日あたりに 「PC パーツ」 という名目で届くそうな.僕は一人暮らしなので,別に剥き出しで送られてきてもそんなに困りませんが (いや,うっかり大家さんに受け取られたりする可能性もあるので,いろいろマズイか) さすがにそこらへんはちゃんとしている感じです.

しっかし,どうせならもう少し若いうちに試したかったなぁ.スレの若者たちのような感動が得られるのかどうか多少心配.2 秒で瞬殺とかいうレビューがあったりするけど,本当なのだろうか (期待しすぎてハードルを上げすぎるのがこわいので,あまり期待しないようにしているという微妙な心境).最近では,一回 m12n 的行為を行うと,もう次の日が丸一日なんか体調が悪いぐらいいろいろ衰えてしまっています.亜鉛不足なのでしょうか.

まぁ,もし若いうちに試してはまっていたら,今頃は計算機じゃなくて,化学科で高分子ポリマーを研究していたかもしれないけどね (笑)

# うっかりしてたけど,こういう話題を書くと,ただでさえ最近うるさいスパムトラックバックとかコメントがさらに増えそう.しまった !
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29 年間生き残ってきたってだけですごいと思うけどなぁ

2007/10/15(月) 13:47:08

強さがインフレし,一人の天才に全ての運命が委ねられ,大多数は猫の手にすぎなくなり,勝ち組と負け組が明確に分かれる格差社会.ドラゴンボールの世界は,現在の疲弊しきった社会を預言していたとも言える.地球人はどれだけ努力したところで,サイヤ人には勝てない.

そんななか,若くて血気さかんな連中の 「問題はとりあえず力で解決する.ダメだったら血反吐はいて修行して,最後は気合いで倒す」 というパラダイムの世界で,ミスター・サタンの 「ダメだったら対話と裏工作でやんわり解決しようとする」 という姿勢は異彩を放っていたと思う.そして,一時的とはいえ,誰もが成し得なかった,最強の敵・魔神ブウとの和解にも成功している.まさしくテキトーな嘘をついて誰一人傷付けない日曜日よりの使者.それは長期連載でマンネリ化した現代社会の縮図に,鳥山明先生が埋め込もうとした一筋の希望の光なのかもしれない.誰も彼もが孫の一族を目指す必要は無い.ミスター・サタンのような勝ち方もあるのだ,と.そうだ ! 僕はここにいてもいいんだ ! おめでとうおめでとう (漫画が違う !)

404 Blog Not Found:加齢臭付きの正論 - 書評 - プログラマー現役続行
(via odz buffer 2007-10-15 ■クリリン)

子供心に僕は,将来はミスター・サタンのような勝ち組人生を送りたいと憧れたものである (駄目な子供) セルにぶっとばされても絶対死なないみんなに愛されるコミカルな存在だし,最後の最後の超元気玉の呼びかけとかオイシイところは全部持っていって大活躍だし,次世代につながる子孫 (ビーデルさん,パンちゃん) にも恵まれている.悟空とかベジータとかは,いくら強くても,普通の世界じゃ単なる無職だしなあ.クリリンなんて下手に目立つから,もう何回死んだかわからんし,結局後半の方では単なる当て馬キャラだし.

なんか,ウェブ上のこの手の議論ってのは,技術力しか見てない感じがして違和感がある.技術なんてものはいくらあってもお金にはならない.最終的に,人間にお金を運んできてくれるのは,やはり人間なので.もちろん技術者は技術を売る商売人だから,技術力は無ければ話にならないんだけど.技術軽視も技術を重視しすぎて 「ギークとスーツの対立」 みたいになるのも不毛.人間完璧な人はいないんだから,お互いの欠陥を補いあって大きな目標を達成するために組織や社会は存在するのだと思うけど.『OS・コンパイラ・TCP/IP実装、RDBMS実装、デバッガ、デバイスドライバ… etc』 何から何まで一人の人間ができる必要は無い.

そもそも,いくら言語を知っていたとしても,それは技術力とは何の関係も無いと思うけど… 重要なのは,それらの言語やプログラムの背景には,何らかの基礎的な原理や理論,設計思想があって,それらはその背後のパラダイムが具現化したものなのだ,ということに対する理解だと思うけど.ある意味言語とかは,数多ある選択肢のうちの一つの可能性に過ぎない.それらの表層を追っかけていても,本質にはたどり着けないと思うけど.

極論言えば,表面的な表現手段としての言語は C しか使えなかったとしても,GCC や Linux kernel をハックできるレベルまで突き抜けた技術者ならば,そこらの半可通 Lisper とかよりも,それらの世界を成り立たせている「計算機プログラムの構造と解釈」 の本質は掴んでいると思う (仮に言語化はできていなくても.もちろん,概念の言語化は非常に重要なので,いろいろなパラダイムを知っておくということは有意義だと思う).GCC の中身とかは,C で書く Lisp だし,Common Lisp とかは Lisp で書く C だし.

「関数型言語を学ばないといけませんか?」

関数型言語を勉強する時間で、自分の得意な分野を極める方がきっと有益なはずです。

ただしそれを知っているのと知らないのではプログラミングにおける世界の広さや豊かさが全然違ってしまうでしょう。しかし、言ってしまえばそれだけのことであって、今の貴方のスキルを深めていってもきっと思いもつかない世界があるのでしょうから十分にトレードオフは成立していると言えます。だから、私の回答は「別にいいんじゃない」となるのです。
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